Calendar

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>

Recommend

MOBILE

qrcode

Link

Profile

Others

Search this site.

Blog

<< 徳沢 | main | 山岳プロガイドのこと >>

『飛騨紬』を歩く 6

2012.06.01 Friday
s-山吹1.jpg


 山吹を折りかへしつゝ耕せり
 普羅

s-山吹3.jpg

s-山吹2.jpg
 

 

雷とほし頭を垂るゝ八重桜 普羅

s-雷1.jpg

 

この『飛騨紬』シリーズは、飛騨をこよなく愛し、飛騨の山村の自然や人を多く詠んだ山岳俳人前田普羅の作品の光景を、隠居の下手な写真で紹介しているものです。

独断と偏見のそしりを覚悟で。

 

普羅が少年期に『日本風景論』を読み、その表紙あった「奥飛騨の春」と題した画を見て以来、奥飛騨の春の景色にあこがれて続けていたことは以前書きましたが、この小画に山吹が描いてあり、普羅はことのほか山吹がすきだったようです。

山吹や寝雪の上の飛騨の径 という句もあります。

飛越国境の峠などの残雪のなかに、待ちきれずに木々が芽吹いているという光景をよく目にするのでこの句が理解できますが、そうでなければ「季重なり」などと言う人がいるかも知れません。

余談ながら、森澄雄の句には季重なりが多くありますが、森は「僕は自然を詠んでいるのであって俳句を詠んでいるのではない。それが結果として俳句になっているだけです。向こう側には、季語が二つあっても不思議じゃない世界があるのです。たとえば、土筆が出てそこを遍路が通っているーというようなときには、向こうが季重ねなんだから・・・」と言っています。

なお、『飛騨紬』は、『春寒浅間山』『能登青し』とならぶ普羅の三部作のひとつで、飛騨の山谷でつくられた216句が収録されています。

 
comments(0) | trackbacks(0) | - | -

Post a Comment






Trackback URL

トラックバック機能は終了しました。

(C) 2020 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.