Calendar

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>

Recommend

MOBILE

qrcode

Link

Profile

Others

Search this site.

Blog

<< 乗鞍剣ヶ峰〜千町ヶ原〜丸黒山〜日影平(乗鞍の奥座敷を歩く) | main | 乗鞍での不思議な話 その2 中洞権現にあった仏像の怪 >>

乗鞍での不思議な話 その1 異界千町ヶ原のこと

2018.09.15 Saturday

s-ろ20.jpg

 不思議なところ 千町ヶ原

 

s-ろ17.jpg

 

秋雨前線が依然停滞していて、なかなか山へ行けない。

 

あいかわらず乗鞍岳にこだわって。

 

昔から山の怪談、奇談というものは多いし、諸兄のなかにも山で不思議な体験をされた方がおられると思う。

 

山岳信仰の対象であった乗鞍岳にも昔から不思議な話が伝えられているし、現代の登山者である隠居もこの山で不思議な体験しているので、その話をいくつか。

 

まず乗鞍の奥座敷である千町ヶ原。

 

前回ここは昔から「精霊田」と呼ばれていて亡者が集まるところであり、入ると帰ってこられなくなることや、昭和になってからでも少年がここの池の畔で亡くなった母親に会ったという話をした。

 

s-ろ15.jpg

 

明治生まれの民俗学者で飛騨山岳会員でもあった故代情通蔵は、この精霊田のことを次のように書いている。

 

「明治初期に山麓から頂上へ道を拓いた修験者上牧太郎之助が、単身で事前の偵察に入った時、途中で日が暮れてこのあたりで野宿したが、夜半に大勢の人が通る気配を感じた。」

 

「そして未明に池のそばで水を飲んでいる白衣の人を見たので近づくと霧の中へ消えてしまい、岸辺には亡者が額につける三角の白い布が落ちていた」。

 

s-ろ19.jpg

 

s-ろ21.jpg

 

やはりここは尋常なところではない。

 

実は不肖隠居も40年前にここで不思議な体験をした。

 

はじめてスキーで乗鞍岳の南面へ入ったのは、昭和52年3月だった。同行者は山岳会の仲間2人。

 

スキーで子の原林道を歩いて子の原尾根に取りき、この日は標高2000mあたりの雪上でテント泊

 

翌日は奥千町に荷をデポし、千町尾根を空身で頂上へむかう。途中でスキーをデポし、アイゼンに履き替えて剣ヶ峰に登頂した。

 

s-のり35.jpg

 

s-のり57.jpg

 

s-のり62.jpg

 

あと広い尾根の滑降を楽しみながら奥千町から千町ヶ原へむかうが、この頃からガスが出はじめ、地図を読みながらの慎重な下降となる。

 

s-のり66.jpg

 

広大な千町ヶ原へ下りたらホワイトアウト状態になったので行動をやめ、雪原で2日目の幕営となった。

 

s-のり20.jpg

 テントを張った千町ヶ原

 

この夜は夕食後皆早々とシュラフにもぐり眠りについたが、夜半テントの周りを何者かがしきりに歩き回る音で目が覚めた。しばらくその音を聞いていたが、疲れもあってまた眠りに落ちてしまった。

 

翌朝夢かと思い同行者に聞くと、彼らも確かに足音を聞いたという。

 

さっそくテントの外に出てみると、降雪がなかったのに雪面にまったく足跡がなかった。まったく不思議なできごとであった。

 

翌日は快晴。千町ヶ原から南西へ少し下り、1885mのピークから西へ進路を変えてどんどん滑降する。九蔵本谷と小俣谷に挟まれた広い地形で、明治初期に上牧太郎之助が拓いた信仰の道がある尾根だ。

 

途中輪カンジキを履いて登って来る2人の熊猟師に出会う。冬眠中の熊穴を見つけての猟をしており、木の根元にある穴の周囲の雪が黄色くなっているので、それとわかるという話を聞いた。

 

下山してから、広い湿原があるこのあたりは昔から「精霊田(しょうれいだ)」と呼ばれ、死者の霊が集まる所だということをはじめて知った。

 

最近不思議なめにあったのは、平成26年(2014)4月、山スキーでFさんと子の原尾根から登って奥千町の避難小屋に泊まり、翌日大日岳から滑った時だ。

 

s-のり14.jpg

 小屋は埋まっていて窓から入る

 

s-のり15.jpg

 

初日は小屋に荷を置いてから千町ヶ原を往復し、その夜は酒を飲んで早々に寝た。

 

隠居は熟睡していたが、Fさんが夜中にいろんな動物や人の声を聞いたとのこと。

 

なかには狼に似た声もあったそうだ。

 

昨今どの山も俗化してしまったが、この山域だけはいまだに神秘的なところだ。

 

s-のり18.jpg

 

comments(0) | trackbacks(0) | - | -

Post a Comment






Trackback URL

http://hidanoyama.jugem.jp/trackback/727

(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.